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あなたは乱読派? 熟読派? 読書スタイルのリアルを調査!

あなたは乱読派? 熟読派? 読書スタイルのリアルを調査!

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「われ思う、故に我あり」のフレーズで知られる哲学者デカルトは、「優れた本を読むことは、過去の優れた人たちと、会話を交わすようなものだ」という名言を残しています。

しかし、2014年に文化庁が全国の16歳以上の男女を対象に行った「国語に関する世論調査」では、「一ヶ月に一冊も本を読まない」と答えた人の割合が47.5%

「読書離れする現代人」は果たして本当に「本」との関係を失ってしまったのでしょうか。

そこでeA[イーエ]は、20代〜40代の男女200人を対象に独自のアンケートを組み、読書に関する「本音」を探ってみました!

(※以下の質問事項において「本」、「読書」といった際には、漫画、雑誌の類を除くものとします)

 アクティブ読者は約2割

Q1. あなたの読書時間を平均すると、以下のうちのどれに当てはまりますか。

読書平均時間

まずは読書時間のデータを見てみましょう。上のグラフは「一ヶ月でどれくらい読書をしているのか」を表しています。これを見ると、「月に31時間以上」、「月に30時間程度」という毎日1時間以上を読書にあてているアクティブな読者が約2割を占めていることがわかります。

そして「月に10時間程度」、「月に2、3時間程度」と答えた約3割のカジュアルな読者層も含めると、全体の約半数の人たちは、日常的に読書をしていることが見て取れます。

文化庁の調査と比較すると、この年代では「読書にまったく縁がない」人の割合は全体の平均を下回っているようです。

次に、アクティブな読者層を対象にして、年齢別の内訳を示してみました。

年代別アクティブ読者数

上の図を見ると、毎日1時間以上読書をしているアクティブな読者は20代で25.7%、40代で13.6%と年齢が高くなるにつれて低くなっています。これは文化庁の調査データとも一致していて、年齢を重ねるにつれて読書離れが進む傾向にあるようです。

20代は働きだしたばかりで、仕事をしていく上での資格やビジネス知識の勉強のために本を開く機会が多いのでしょう。また20代だとまだ家庭を持っておらず、自由な時間を確保できる人が多いのも要因の一つかもしれません。

Q2. あなた個人の蔵書数(持っている本の数)を教えてください。

蔵書数

続いて本の所有数を伺いました。本を200冊以上所有する人が15%いる一方で、30冊以下の人が半数以上を占めています。

このデータが[Q1.]で見た読書時間の分布とほぼ重なることからも、「本や読書に縁が薄い層が約半数」、「カジュアル読者層が約3割」、「アクティブ読者層が約2割」ということが導き出せそうです。

「読書離れ」が懸念されている昨今の日本でも、「読んでいる人は読んでいる」ということがうかがえますね。

Q3. インターネットの普及による「読書離れ」が話題になっていますが、あなたご自身は次のそれぞれの項目について「インターネット」と「本」のどちらが優れていると思いますか?

「量」の話題が続いたところで、お次は読書の「質」に関するアンケート。

下のグラフは各項目について本とインターネットのどちらが「優れていると思うか」を調査したものです。インターネットが急速に発展する中で、本の優位性はどこにあるのでしょうか。

本 インターネット

これから分かることは、「知らない分野の知識を得る」という点では、インターネットが優れていると考える人が圧倒的に多いということ。やはりこれだけ情報が溢れる現代社会において、まずは欲しい情報だけ手軽に得られるネットを利用する人が多いのでしょう。

一方で、「専門知識を深める」という点においては、明らかに本に軍配が上がっています。忙しい現代人には、ネットを使ってまず情報収集をした後、興味のある分野について本を読んでさらに理解を深めるというスタイルが合っているのかもしれません。

また「感情を豊かにする」、「発想や表現力を豊かにする」という点に関しても、本の方に軍配が。「情報の深度」、「感情の振れ幅」、「表現の豊かさ」が、本の強みだと言えるでしょう。

 

読書スタイルから見る「こだわり」

人それぞれに読書のスタイルがあります。お気に入りの本を定期的に読み返す人、目次を見て気になるとこだけ読む人、ジャンルを問わず読みあさる人など、読書スタイルは十人十色です。

以下の質問では、「実際のところ、みんなどんな風に読書してるの?」を切り口に現代人の読書スタイルを調査しました。

Q4. [Q1]で「本をまったく読まない」以外の回答をされた方にお尋ねします。あなたの読書法として当てはまると思うものを教えてください(複数回答可)

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上のアンケートデータから分かることは、「一冊の本を何度も繰り返し読む」、「好きな作家の本を集中的に読む」など、「こだわり」を持っている読者の方が、「ジャンルを問わず読む」や「気になるページだけ読む」のようないわゆる乱読する読者よりも多いということ。

そしてこの「こだわり読書」は、40代にもっとも顕著な読書スタイルになっています。「四十にして迷わず」と論語にもあるように、人生の折り返しを経て、各々の人生の進み方やライフスタイルが確立されると共に、読むべき本も定まっていくのでしょうか。

また「1日に読むページを決めて読む」、「まとまった時間を確保して一気に読む」という項目の数値を見てみると、20代の数値が40代より高くなっているのが分かります。

これはやはり20代の方がより読書習慣が日常に定着しているということでしょう。さらに20代に「ページに書き込みながら読む」と答えた人が多いのは、やはり読書時間に仕事をしていく上での勉強が含まれている表れなのでしょう。

 

Q5. [Q1]で「本をまったく読まない」以外の回答をされた方にお尋ねします。読書をする環境として一番よく利用する場所はどこですか?

続いて、「読書をする環境」についてのグラフを見てみましょう。

読書環境

このデータから、「自宅で本を読む」人が全体の約7割を占めていることがわかりますが、この数値はどの年代においても差はありませんでした。やはり自宅というのは、時間を贅沢に使うことができるので、心がやすらぎ、集中できる読書には最適な環境なのでしょう。読書環境は読書の質を大きく左右しますからね。

読書家は「本へのこだわり」を「本を読む空間」にも反映させてみるのもいいかもしれません。照明の明るさや壁紙や床の色調など、ポイント毎に「こだわり」で空間を満たせば、快適な読書ライフが送れますよ!

次が最後の意識調査。「読書離れする現代人」は正直なところ、生活のなかに本を読む時間を必要としていないのでしょうか…?

Q6. 今後、読書量をもっと増やしたいと思いますか?

 eabookyesno

 

「今後、読書量をもっと増やしたいと思いますか」という問いに対して、「はい」と答えた人は全体の約4分の3(74.8%)。やっぱり、本心では「読書したい」と思っている人が多いんです!

ちなみにこの数値は、[Q1]のグラフ内でも示されている「日常的に読書をする(量は問わない)」と答えた人の数とほぼ一致しています。

このことは、読書をしている人であれば誰しも、読書が私たちの生活や人生にもたらしてくれるプラスの影響を理解していることの表れなのではないでしょうか。

多忙な日常の中にうまく隙間を見つけて読書をすることで、暮らしのなかにも豊かな質感がプラスされていく。まだまだ「本」はその役割を失ったわけではなさそうですね!

 

「本のある暮らし」を見つめ直そう。

今回のeA編集部が行った読書に関するアンケート調査から、現代人がまだ読書習慣を完全には失っておらず、中には個々人の「こだわり」をつうじて本と良い関係を築いている人も多くいることがわかりました。

さて、eA[イーエ]ではこれから「本のある暮らし」をテーマに、さまざまなインタビュー記事や解説コラムを通じて、私たちの生活に対する満足度をアップしてくれる「本との付き合いかた」のヒントを提案していく予定です。

お楽しみに!

 

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