ユニークな空きスペースをレンタル!スペースマーケットが、日本の家を変える?

    ユニークな空きスペースをレンタル!スペースマーケットが、日本の家を変える?

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    ユニークな空きスペースをレンタル!話題のサービス「スペースマーケット」。

    スペースマーケットというサービスをご存知でしょうか?いわゆるレンタルスペースや貸し会議室を集めたサイトなのですが、その魅力は借りれる場所のユニークさ。ラインナップを見ると、「スタジアム」「お寺」「帆船」「お化け屋敷」「映画館」「古民家」「アトリエ」など、普通なら利用できないようなスペースがずらり。というのもスペースマーケットは、一般的な会議室やオフィススペースにとどまらず、遊休スペースや利用時間外のスペースを発掘し、レンタルスペースとして活用しているんです。

    ある意味、さまざまなスペースの“誰も気づいていなかった一面”を見つけて新たな価値を引き出している、というわけ。こうした流れが進んでいけば、ひょっとすると「家」というもののあり方も変わってくるのかも……。ということで、今回はそのスペースマーケットを仕掛ける重松大輔さんにインタビュー。スペースマーケットが見据える未来や、日本の住まいに与える影響について伺いました。

    interview-spacemarket-shigematsu

    重松大輔 氏 Daisuke Shigematsu
    1976年千葉県生まれ。NTT東日本を経て、創業間もない株式会社フォトクリエイトに参画。ゼロからウェディング事業を立ち上げ、全国で年間約3万組の結婚披露宴で導入されるサービスにまで育てる。2013年7月東証マザーズ上場を経験した後、起業。2014年1月に株式会社スペースマーケットを創業する。

    お寺や神社、古民家も、自由に使えるスペースに。

    ― スペースマーケットでは、現状どんなスペースをレンタルできるんですか?

    そうですね、「帆船」とか「野球場」とか「スタジオアルタ」とか…

    ― 「笑っていいとも!」のアルタですか!?

    借りれますよ。「六本木ブルーシアター」、「ユナイテッド・シネマ豊洲」、あとは「銭湯」や「お化け屋敷」もありますね。

    ― そんな場所が自由にレンタルできるとは……。

    常に稼働しているスペースって、基本的にほとんどないんですよ。レストランなんかもそう。今後はレストランのスペースをレンタルする、といったケースも増えてくると思いますね。

    ― 他に、どんなスペースの活用を狙っているんですか?

    一つは、有名な場所。「明治座」や「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」といった名前もあがっていますね。皆さんご存知の場所が自由に借りられるようになっていきますよ。

    それから、普通はなかなか借りられない場所。「お寺」や「神社」も、話を聞いてみると実は「貸し出してもいいよ」と言ってくださるところが少なくないんです。お寺なんて、ほとんど法事の時にしか足を運ばないじゃないですか。もっといろんな人が気軽に集まり、利用できる場所になってもいいはず。

    同じく古い木造住宅も、いま空き家問題が深刻化していて厄介者にされていますよね。でもその古民家をリノベーションし「おしゃれ古民家」としてレンタルすることで、合宿やイベント会場として利用したいと、遠くからいろんな人たちが集まってきている事例も出ています。そうした、スペースの新しい文化をどんどん仕掛けていきたいですね。

    ― 地域コミュニティの活性化にも繋がっていきそうですね。

    まさに、自治体と連携して取り組んでいきたいと思っています。私の実家が千葉の富津市なんですが、財政危機なんです。第二の夕張市になってしまうんじゃにないかとも言われていて。でも場所そのものは、映画のロケの引き合いがくるくらい魅力的なんですね。

    どんな地域にも、うまく活用できていないスペースが必ずあるんですよ。そうした地域の資産をもっと有効に活かしていく、そういうソリューションを提供していきたいという思いは強くあります。

    ― 場所の使い方って、使う側の発想でいくらでも広がりますよね。

    結婚式を古民家でやるとか、そういったことも可能ですからね。

    「家」のあり方・使い方が、多様化する時代へ。

    ― 古民家で結婚式!面白いですね。スペースマーケットのような発想が広がってくると、「家」のあり方もまた変わってくるような気がします。

    日本って、おかしな国じゃないですか。こんなに“空き家”があって、でも新築マンションがどんどん建っている。もちろんそれで経済が活性化される部分もありますし、新築には新築にしかない良さもあるんですが、古いものを大事にしてリノベーションしたり、DIYを楽しむような人がこれからは増えてくるだろうと思います。

    ― 家とのつきあい方が多様化していくわけですね。

    複数人がフルローンでビル1棟をまるごと買って、上層階に自分たちが住み、下に好きなテナントを入れて、その賃料で食べていくとか。そんな事例も、これから出てきそうな気がしています。

    それから、“マルチハビテーション” 的なライフスタイルも広まっていくでしょうね。

    ― マルチハビテーション?

    複数の住居を行き来しながら生活することです。例えば、平日は都会で暮らしているけど、週末は千葉や鎌倉のようなのんびりした場所に住む。こうしたライフスタイルが、一部のお金持ちだけのものじゃなくなってくるような気がします。週末だけ利用するセカンドハウスを、平日にスペースマーケットでレンタルすれば収益化もできますからね。

    ― なるほど!

    おしゃれにリノベーションしたお部屋であればオリジナル性も高いですし、CMや雑誌の撮影で使いたいというレンタル需要もありますよ。ちょっと貸すだけで、それなりの収入があるんじゃないかと思います。

    ― 個人の住宅も、見方を変えると“住む”以外のニーズがあるんですよね。もっと頭を柔らかくして考えれば、面白いことができそうです。今日は貴重なお話ありがとうございました。

     

    ▼スペースマーケット
    https://spacemarket.jp/

     

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