兵庫県、築18年のマンションをリノベーション
将来の住み替えも視野にいれつつ、“いまの暮らし”にあった住まいをお探しだった兵庫県のご家族。ご夫婦に小さなお子さまがお一人の、3人家族です。
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お子さまが走り回れる広々としたお部屋という軸でお求めになったのは、築18年の中古マンション。64.30?、LDKに加え玄関脇に2部屋、リビングに隣接する6畳ほどの和室という3LDKの間取りです。このお部屋を、ご家族の理想とライフスタイルにあわせてリノベーションしていきます。
和室のカベを取り除き、子どもが走り回れる広々リビングに
ベランダに面したLDKは、もともとあった和室のカベを取り除くことで、広々とした空間になりました。キッチンからはリビングの隅々までを見渡すことが可能。リビングにいるお子さまの様子を、料理をしながら見守ることもでき、安心です。
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リビングと廊下をつなぐドアは、ブルーグレーに塗装したオリジナルのもの。ガラスやドアノブのデザインもお部屋のイメージと調和し、一種のインテリアとして機能しています。
シャビーなインテリアが映える、シンプルな空間づくり
シャビーとは、「shabby=着古した、古ぼけた」という言葉の通り、アンティーク家具のような丁寧に使い込まれた味のあるインテリアのこと。アンティーク家具を、上質でクラシカルなアイテムと組み合わせる“シャビーシック”というスタイル(デザイナーのRachel Ashwellが提唱)も、そのガーリーでエレガントな世界観が多くの女性に支持されています。
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今回のお部屋もシャビーなインテリアが映えるよう、内装デザインを極力シンプルに。フローリングには、塗装を施していない無垢のナラ材を使用。過度な装飾ではなく、素材の質を重視した作りになっています。トレンドの移ろいにも影響されにくく、長く愛されるデザインです。
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既存のドアを、ご夫婦2人でセルフペイント
ご夫婦自身がお家づくりに積極的に参加しているのも、こちらの事例の大きなポイントです。廊下の両側にある洋室のドアは、リノベ前のものを再利用。ご夫婦が選んだノブを取り付け、セルフペイントされています。
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このように住み手自ら住まいづくりに深く関わることができるのも、リノベーションの魅力の一つ。文字どおりご自身の手で作ったお家だけに、住めば住むほど愛着も増していくことでしょう。お子さまと一緒にドアやカベを塗り直してみるのも、きっと良い思い出になりそうですね。
物件データ
- 面積:64.30?
- 間取り:3LDK → 2LDK
- 構造:マンションRC造
- 場所:兵庫県尼崎市
- 家族構成:ご夫婦 + 子ども1人
ギャラリー?
- 廊下に沿う2つの洋室。扉はご夫婦がセルフペイント。
- パウダールームもすっきりとした空間に。
- 壁面のタイル、ペーパーホルダーにもこだわりが。
- シンプルに素材の質を重視した、“引き算”のデザイン。