Q.プチリフォームで騒音問題を解決できませんか?
▼質問者:30代女性
子供が成長するにつれてだんだんと気になってくる、子供の騒音。我が子の出す音がご近所さんの騒音になっていないか気になるし、お隣のお子さんの音が気になったりもします。大きなリフォームなしに、こっそりと騒音対策ができないものでしょうか?騒音を和らげてくれる壁紙や、下のお部屋に音が響きにくい敷くだけの床材などあれば、教えていただきたいです。できれば釘打ちや元の素材を撤去できない賃貸物件でもできる方法だと嬉しいです。
A.騒音の問題は、壁紙や床材で解決しましょう。
▼回答者:30代女性(DIYスペシャリスト)
ご近所トラブルの中でも特に多いのが、騒音問題です。生活をしている以上全く音を出さないというのは不可能ですが、壁紙や床材を工夫することで、ある程度は騒音を和らげることができます。
■騒音対策に効果的な壁紙
まずは壁の騒音対策についてみていきましょう。
壁紙を張り替えたり釘を打ったりできない賃貸物件でも、ちょっとした工夫によって壁の騒音対策をすることができます。
<用意するもの>
・吸音材…ウレタンやメラニン素材のものが多い
・マスキングテープ
・布製の両面テープ
<吸音材の張り方>
?まずは、両面テープを貼り着ける部分の壁にマスキングテープを貼ります。
?マスキングテープの上に、両面テープを貼ります。
?吸音材を貼り付けます。
この方法では両面テープと壁との間にマスキングテープを貼っているため、もとの壁を傷つけることなく防音対策をすることができます。 また吸音材に好みのデザインがないという場合は、上でご紹介した要領でプラスティック製のボール紙を壁に貼り付け、その上からお好みの壁紙を貼る、というのもおすすめです。段ボールは間が空洞になっているため、壁紙との間に空気層ができて効果的に吸音することができます。
■騒音対策に効果的な床材
次に、床の騒音対策についてです。賃貸マンションの場合、勝手に床を張り替えるわけにはいかないためちょっとした工夫が必要になります。そこでおすすめしたいのが「防音マット」です。これはゴム素材のマットで、階下に音や振動が伝わるのを防ぐ効果があります。そのため床にこの種のマットを敷くと、足音などの騒音を防ぐことができるのです。
またマットを敷く際は、壁紙にマットをピッタリと合わせ、隙間ができないようにしましょう。そうすることで音はもちろん振動が伝わるのを防ぎ、より効果的な騒音対策をすることができます。
お子様が音楽を聞いたり楽器の演奏をしたりする場合、防音マットの上に防音カーペットを重ね敷するというのもおすすめです。
※上記は個人の見解にもとづく回答です。詳しくは各種専門家にご相談ください。