リノベーションするその前に!「したい暮らし」から考える生活動線のつくり方。

    リノベーションするその前に!「したい暮らし」から考える生活動線のつくり方。

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    最近では中古の物件をリノベーションして住まう方が増えてきています。

    リノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を行って自由に作りかえること。壁紙から全て取っ払って配管がむき出しの状態にし、文字通り「コンクリートの箱」、という状態にして、一から間取り・配管・換気設備まで決めることになります。

    住まいの環境を変えることは、自分や家族のライフスタイルを見直し、今後どんな暮らしをしたいのかを考える貴重な機会です。そこで重要なことが、「生活動線」の設計。どんな間取り、どんな家具配置にすれば、日常生活の基本動作が整理され、コミュニケーションが円滑になるのでしょうか。

    今回は、建築コーディネーターの稲垣史朗さんにリノベーションをする前に考えておくべきことと、日々の暮らしを楽しくするオススメのリノベーション事例を伺いました。

    どんな暮らしをしたい?まず、考えること。

    リノベーションをする前に、プロが必ず依頼主に確認する項目があります。それはこちら。

    ・家族構成

    ・年齢層

    ・各部屋どのくらいの広さをとりたいか

    ・趣味趣向

    家族の人数や、年頃にあわせた部屋数や配置を考え、趣味趣向に合わせてこだわりたい部分を洗い出していきます。

    今までの生活スタイルを見直して、続けていきたいこと、変えたいことのリストアップをしてみましょう。部屋の使い勝手はもちろん、家族とどこでコミュニケーションをどこでとれるようにするのか……というような住んでからの家族の行動も、ここで考えておくべきところです。

     

    家族のコミュニケーションを生むオープン空間

    ■台所を空間の中央に配置して「コミュニケーションの場」に

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    キッチンは家族が集う場所。おやつを探したり、晩御飯の様子を見に来たり…そんな生活の中心にある場所になります。いま話題のアイランド型キッチンなどを活用して、キッチンをマンションの部屋の中央に持ってくることをおすすめします。

    そうすることで、どの部屋へ行くにも、キッチンから見える場所を通ることになり、コミュニケーションが自然に生まれる家になります。

    ■子どもの部屋の天井と入り口を開放的に

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    子どもに部屋を与えると、こもって出てこなくなるのではないか心配……というお父さんお母さんの悩みもよくあることです。小中学生のお子様は、実は人がいる場所が好きな年頃です。そんな時にはできるだけ開放的な子ども部屋にすることがおすすめです。

    ドアをつけず、天井も1mほど開けた壁にしておくことで、解放感があり、人が集う場所へのフットワークが軽くなります。 高校生になる頃には、ドアをつけてあげましょう。家族の存在も感じることができ、程良い1人の空間になります。

    2人兄弟なら、大きなスペースで1部屋つくって、タンス等の大きな家具で仕切って2つの部屋にするのがおすすめです。

    食事と寛ぎスペースを両立させるのが今どき

    ■4畳半でもリビングとダイニングの兼用でゆったりスペースに

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    最近では、食事で使う椅子やテーブルがあるスペースを指す「ダイニング」と、ソファなどを置いてリラックスする場所を指す「リビング」という区別をつけない物件が多くなりました。くつろぎ空間と、食事をする空間を分ける必要性をもう1度考えたいですね。

    写真では4畳半という限られたスペースながら、リビングとダイニングを一体化したことによってご覧のように食事の場とリラックス空間の両立を可能にした空間ができました。

    ■キッチン・リビング・ダイニングの一元化

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    こちらは、キッチン・ダイニング・リビングを一元化して繋げたものです。一列に並べることで、程良くそれぞれの時間を楽しむことができるものの、決して1人でいる感覚にはならない、面白い構図になります。

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    リビング部分から、一直線にキッチンに繋がる構造は非常に斬新です。

     

    日が差し込む明るい住まい

    ■お風呂は「窓」のあるところに

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    多くの人が要望として挙げるのが、お風呂に窓をつけることです。お風呂に窓が無いと結露などの原因に。換気機能が目的だけではなくて解放感も感じられるため多くの人が窓を欲しがるのです。更に日もあたって明るいのがオススメのポイントです。

    集合住宅では、窓があるところにまずお風呂を配置するのが定番になっています。

    ■広いスペースをワンルームに

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    どんっと空間を打ち抜いたら、そこをそのままワンルームとして活用するのも1つの手です。 スペースを一杯に使った、これ以上にない解放感と日当たりを実感できます。ワンルームなのでここに家族が集うことになるので、会話も自然と生まれるはず。

    リノベーションで「生活動線」と「コミュニケーション」をデザイン

    住居はそこまで頻繁に変えるものではないので、現在の暮らしが当たり前になっていることでしょう。まずは、「家族とどんな暮らしがしたいか」を考えて、その希望を達成するための手段としてリノベーションをしましょう。

    生活動線やコミュニケーションを整えると、暮らしがまた1つ豊かになりますね。

     

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